理事長メッセージ

徳島文理大学附属幼稚園 理事長村崎 正人

1895(明治28)年、学園創立者・村崎サイの『女も独り立ちが出来ねばならぬ』の信念のもと、本学はスタートし、現在の建学精神「自立協同」へと繋がっております。徳島文理大学附属幼稚園に関して申しますと、1973(昭和48)年に開設され、いまでは2000名以上の卒園児を輩出しております。

本学の建学精神「自立協同」を一言でご説明いたしますと、独り立ちするには協力が必要であり、「自立」と「協力」は切っても切り離せない関係であるということです。本学と園児の皆さん・保護者の皆さんで「自立協同」の建学精神のもと、協力し合ってより良い徳島文理大学附属幼稚園を築き上げていきたいと願っております。

近年では、就学前教育(小学校前の教育)への注目が高まっております。幼稚園・保育園・認定こども園と様々な形態で就学前児童の教育・養護が行われております。保護者の皆様にとって、以前ほど幼稚園と保育園との違いが見えなくなってきたとも言えます。

本園では、従来の五感教育〔音感・語感・美感・体育・情操教育(茶道)〕に加え、お助け弁当や預かり保育など、働くご家庭への支援制度を充実させてまいりました。施設設備面では凧揚げが出来るほどの広大な園庭でのびのびと身体を動かし、菜園では四季折々の野菜を育ててみんなでいただくなど、幼少期に必要な豊かな心と身体を築いています。教育機関である幼稚園として、保護者の皆様にとって「便利な」幼稚園となるだけではなく、就学前教育としての「教育」に主眼を置いた幼稚園として、充実発展させていきたいと考えております。

伝統ある幼稚園において、「教育」に主眼を置きつつも「保育」を充実させ、卒園の際に、徳島文理大学附属幼稚園に通園させてよかった、と思っていただけるよう、教育機関としての誇りを胸に教職員一丸となって幼稚園運営に努めていく所存です。